活性炭の在庫が無くなったため
販売を終了いたします。
長い間ありがとうございました。
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2016年までの実験でカドミウム含有量は年々減少してきており、2017年は取水口に活性炭を設置し、更に田んぼにもトウモロコシの活性炭を投入したことでカドミウム含有量が最も低くなるのではと予想していましたが、前年よりも増加という結果となりました。
比較の田んぼ側も前年に比べ2倍の数値になっており、活性炭だけではなく出穂時期の湛水管理の状況も影響していると考えられます。
2020年度は全体に減少傾向が確認されました。2019年との違いは8月の開花時期に大量の水を田んぼに入れていることです。昨年は渇水で十分な水の投入ができなかったし、降水量も少なかった。これが2019年のカドミの増加につながったと推測されています。
基本は湛水管理。しかし管理が行き届かないことも
カドミウムの吸収抑制対策としては出穂期前後の湛水管理が基本とされています。しかしこまめな水管理が必要であり、また気象条件にも左右されることから、農家様の管理が行き届かない場合も起こり得ます。
実際に、ご協力をいただいていた農家様では水稲以外の品目も栽培しており、2017年は他の栽培品が忙しかったために湛水管理に充分手が回らず、地域の農協からも指導が入ったほど。測定結果で前年よりも数値が上がってしまったのはそうした影響も考えられますが、そうした中でも最終的にカドミウム含有量を抑える事が出来たのはトウモロコシの活性炭を施用したことによる効果があったと考えられます。
詳細な結果は以下のページからご覧ください。