トリコエースBは植物の発根促進作用も併せ持つタイプのトリコデルマ菌です。
病原菌を抑制する効果はトリコエースAに劣りますが、
トリコエースBは植物の発根促進作用を併せ持つため、作物が丈夫になります。
○トリコエースBは大麦の周りに胞子を付着させた粒状になっています。これに水を加え、トリコデルマ菌が分離した青汁の様になった水を使用します。
○定植後でも水に溶かしたものを灌水チューブを使って圃場に散布したり、注水機やジョウロなどを使って直接植物の根元に注入して使用する事も可能です。
○圃場に投入してから活動を始めるまでに2週間ほどかかります。
○本品100gで1アール(約30坪)までご使用いただけます。また、面積に対してトリコエースの投入量が多くても問題はありません。
菌名 : トリコデルマアウレオビリデ
有効胞子数( /g) : 1×10^8 以上
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樹木などに発生する有害キノコ対策としてトリコデルマ菌の購入を検討中のお客様へ
トリコエースAは微生物に対する拮抗性が高いものです。
トリコエースBはAに比べ拮抗性は劣るものの、発根促進性があります。
果菜類のお客様は最初にトリコエースAを投入し病気の発生を抑制します。その後「成り疲れ」が発生する7月頃トリコエースBを水に溶いて潅水チューブで流すようにしています。
注意するのはAとBはお互いに競合しますので同時使用を避けることです。
A→Bの順番でご使用ください。
■使用方法■
トリコエースBを水に溶き、青汁のようになった水をトウモロコシの活性炭や有機肥料に散水し混ぜ、混ぜた物ごと土壌にすき込みます。目安は100gで1アール(約30坪)分です。定植後の場合は水に溶かしたものを灌水チューブを使って圃場に散布するか、注水機やジョウロなどを使って植物の根元に注入して使用します。圃場に投入してから活動を始めるまでに2週間ほどかかります。
■注意事項■
【キノコ】トリコデルマ菌はキノコの生育に悪影響を及ぼします。近隣にシイタケ栽培等が無いことをお確かめの上、ご購入ください。
【乾燥】トリコデルマ菌は水分と温度で活動します。カラカラの状態が長く続くと、トリコデルマ菌が働かないだけではなく、衰弱してしまいますので、乾燥させないようにお気を付けください。
【温度】トリコデルマ菌の死滅温度は48℃で10分、または40℃で15時間です。通常30℃以下で菌が死ぬことはありませんが、温度が高いと乾燥しやすくなるので注意が必要です。
【土壌消毒】トリコデルマ菌を使用した畑を土壌消毒するのではせっかくの菌が死滅してしまいますので、トリコデルマ菌使用後の土壌消毒はお避け下さい。なお、土壌のpHが8以上(アルカリ性)になるとトリコデルマ菌の働きが鈍りますので注意が必要です。