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「バグフィクサー」でセンチュウ対策

 バグフィクサーはニワトリに寄生して吸血する「ワクモ」対策として開発された資材です。ワクモは体長0.5㎜程のダニの仲間で、鶏を吸血する寄生虫としてトリサシダニとともに養鶏産業界に多大な被害を与えています。バグフィクサーを鶏舎へ散布する事で実際にワクモ退治の成果をあげていることが報告されています。  

鶏舎
ワクモ

ワクモ対策のしくみ
 ワクモがバグフィクサーに接触すると、バグフィクサーの粒子で表面が傷つけられます(物理的作用)。更に珪藻土由来の細孔構造がワクモの体液を吸収することでワクモは脱水状態になり、最終的に活動停止に至ります。
 物理的作用による効果のためワクモが薬剤抵抗を持つことがありません。

このバグフィクサーが農業分野への応用利用としてセンチュウ対策に期待されています。

天然珪藻土から作られた「バグフィクサー」でセンチュウ対策

 今回、ネコブセンチュウによる被害があるという農家様のご協力をいただき、定植前に圃場へバグフィクサーを散布・攪拌し、状況を観察させていただく事が出来ました。こちらの農家様では定植前に消毒をして圃場の病原菌やセンチュウの密度を下げているのでセンチュウによる影響が出るのは栽培後半からとの事。そのためセンチュウそのものによる被害は少な目とのことですが、根に傷をつけられると他の病気にかかり易くなってしまうリスクがあります。

経過観察中に想定外の事態

 定植から2か月を経過したころ、大雨によって近くの川が氾濫。低い位置にあった本圃場は水をかぶってしまい、植えていたキュウリが全て枯れてしまった。
 例年通りであれば10月も採り続けていたので地上部の比較も行えるはずでしたが天災では仕方ありません。栽培期間中の状態は比較できませんでしたが、根の状態を掘り起こしていただきネコブの発生状況を確認してみました。

掘り起こした根の状態を比較

バグフィクサー使用区 未使用区
バグフィクサー使用区 バグフィクサー未使用区
コブは発生していない。水没によって枯れてしまったが健全に成長していたのが見て取れます。 未使用区から抜いた株にはネコブセンチュウが寄生しコブが発生していた。全体的に根が弱々しい。

 河川の氾濫による水没によって経過観察の途中で枯れてしまったため完全な比較はできませんが、バグフィクサー使用区ではセンチュウに対して一定の効果があったと考えられます。

 ネコブセンチュウに寄生された株は生育が抑制され、その後被害が進むと葉が黄化したり萎れが発生し、そのままにしておくと最終的には枯れてしまいます。特に定植初期に寄生された場合に他の病気も併発しやすくなり被害が大きくなります。

 これまでセンチュウ対策としては定植前の土壌消毒、マリーゴールドの混植(生の間にすき込むのも効果的)、他の作物の輪作などもありました。それぞれ効果はありますがデメリットもあります。
 バグフィクサーは農薬ではないので薬剤による危険性がありません。また定植前に散布・攪拌するだけなので、コンパニオンプランツの様に植える手間がかからない、輪作の様に栽培期間を制限しないといった今までにないメリットがあります。
 また、青森県十和田地区のにんにく栽培でセンチュウに有効な農薬がないと言われており、この資材が役立つ可能性が出てきました。

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